大阪府警富田林署から逃走し、加重逃走容疑で逮捕された樋田淳也容疑者(30)が旅行者と2人で中四国を巡った際、瀬戸内海の無人島に2〜3日、野宿していたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。四国と本州の間の島々を通る「しまなみ海道」を使って渡り、素潜りで貝をとるなどしていたという。府警は逃走生活の解明を進める。

 無人島は、見近島みちかじま(愛媛県今治市、周囲約1・5キロ)とみられる。

 捜査関係者によると、広島県竹原市の道の駅「たけはら」に車で立ち寄った男性が9月6日、自転車で日本一周をしていた男(44)と、同行していた樋田容疑者に話しかけた。

 2人は「四国で出会って一緒に日本一周をしている」と語り、しまなみ海道で四国から本州へ渡る途中に、無人島に滞在したと説明したという。テントで野宿するなどし、「景色が良かった」とも話していた。

2018年10月03日
YOMIURI ONLINE
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