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2018/10/04(木) 01:11:11.41ID:CAP_USER9ビジネス
2018年10月2日 / 04:36 / 6時間前更新
焦点:競争激化する中国の空、規制緩和で海外航空会社の撤退も
Brenda Goh
[上海 26日 ロイター] - 中国20都市に向かう人気の長距離路線を運航している外国航空会社は、新たな競争圧力に直面することになる。中国政府が10年前から続く規制の緩和に着手し、10月1日以降、国内航空会社によるサービス提供の拡大を認めるからだ。
中国の調査会社バリフライトが提供する中国の航空輸送データを元にロイターが計算したところ、この改革により、中国向け長距離路線の1日あたり輸送量のうち、約20%に影響が及ぶことになる。
ユナイテッド航空(UAL.O)やエールフランスKLM(AIRF.PA)など米欧の航空会社にとっては厳しい変化だ。これらの航空会社はコストが高く、自国を出発するアウトバウンド需要が低く、中国人旅行者から見れば文化的魅力も乏しいからだ。
「北米・欧州の航空会社は中国のライバルに太刀打ちできない」とシンガポールを拠点とする輸送コンサルタント会社クルーシャル・パースペクティブのコリン・プン最高経営責任者(CEO)は述べ、トラフィックの過半数を中国人旅行者が担っている状況を指摘する。
すでに中国向け路線から撤退した航空会社もある。
アメリカン航空(AAL.O)は、北京─シカゴ路線の運航中止に続き、このところ上海─シカゴ路線の廃止を計画しており、これらの路線を、年間3000万ドル(約34億円)の赤字を生む「巨大な金食い虫」と表現している。
現行の「1路線1航空会社」政策は2009年から実施されている。中国民用航空局によれば、今これを変更するのは、航空市場の変化に対応するためだという。
上海─パリ、上海─フランクフルトの2路線に関してはすでに中国の航空会社2社が運航しているが、さらに1社増える可能性がある。
<影響力は発揮できず>
バリフライトのデータ分析主任を務めるコン・ウェイ氏によれば、北京─ロサンゼルス、上海─ロンドンなどを含む20路線では、中国の航空会社が客席数の約50%を支配しており、これよりもシェアを大幅に増やす可能性があるという。
これら路線は、国有の中国東方航空(600115.SS)、中国南方航空(600029.SS)、中国国際航空(601111.SS)の3社が分割して運航している。
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