息子を名乗って高齢者から現金300万円をだまし取ろうとしたとして、大阪府警福島署は6日、詐欺未遂容疑で大阪府内在住の中学3年の少年(15)を逮捕、送検したと発表した。同署によると、少年は現金を直接受け取る「受け子」役で、「弁護士の秘書」として指定した場所にスーツ姿で現れたという。

逮捕・送検容疑は、何者かと共謀し10月3〜4日、大阪市内の70代女性に「会社の金で仮想通貨を買ったのが社長にばれた」「今日中にお金を返さないといけない」などと電話し、現金300万円をだまし取ろうとしたとしている。同署は認否を明らかにしていない。

 不審に思った女性が家族に相談して詐欺であることが発覚。同署に通報して「だまされたふり作戦」をし、警戒していた捜査員が4日、市内の路上で少年を現行犯逮捕した。

https://www.sankei.com/smp/west/news/181006/wst1810060012-s1.html