セレブが続々スマホ離れ… そしてまさかのガラケー回帰|ニッポンの皆さん、出番ですよ!【世界の東スポから】
https://courrier.jp/news/archives/120148/

スマホ全盛のこの時代に、懐かしの折りたたみ式携帯電話が復活の兆しを見せている。

4月5日、ニューヨークの地下鉄車内で、オスカー俳優ダニエル・デイ=ルイス(60)がガラケーを手にしている姿が目撃された。
乗客がツイッターに写真をアップすると、瞬く間に拡散され、「2018年にぱかぱかケータイを使うなんて最高すぎる!」などと支持するコメントが殺到。
世界で最も権威ある雑誌といわれる「タイム」誌までもが、その衝撃を熱く報じた。

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すると他にも、ガラケー愛用セレブの名前が続々と報告された。

物持ちがいいことで有名な俳優キアヌ・リーブス(57)や、世界有数の大富豪ウォーレン・バフェット(87)もその一人。
熟年層ばかりでなく、お騒がせセレブのキム・カーダシアン(37)、歌手リアーナ(30)、NFLのスター選手アンドリュー・ラック(28)といった有名人が、
こぞってスマホからガラケーに乗り換えていたのだ。

(↓六本木にて、髪の色とお揃いのピンクのガラケーを手にしたキム・カーダシアン)
https://www.instagram.com/p/BfzvKGuFnMp/?utm_source=ig_embed

カーダシアン愛用のピンクのフェラーリモデルは、ノスタルジックなデザインが逆にオシャレに感じられ、あえて選んだと思われる。
一方のデイ=ルイスは、必要に迫られてガラケーを選択したのではないか、と南ドイツ新聞系列の「イェツト」は推察する。

というのも昨今、スマホから個人データが流出する事件が頻発しているからだ。

デイ=ルイスが使用していたのは、2003年に最初のモデルが発売されたモトローラ社の「レーザー」。
軽くて丈夫でバッテリーの持ちもすこぶるよいが、SNSには対応していない。

SNS上に自分の居場所を確保するために、ユーザーは好むと好まざるにかかわらず、ビッグデータに個人情報を提供させられている。
スマホはいったい、どこまで知っていて、その情報は最後にはどこにいきつくのか?

疑問を感じたユーザーが、機能がシンプルなかつての携帯電話を見直しはじめたのだ。
メディアで折りたたみ式携帯電話の復活を訴える運動も起きている。GPSもBluetoothもなく、トラッキング(追跡)される心配なし。
一度充電すれば1週間使える。それでいて激安だ。

米紙「シアトル・タイムズ」は、こうした動きを「スマホ社会に対する抗議声明」だと捉える。

やれフェイスブックだ、インスタだと四六時中スマホに支配され、片時も画面から目を離せない。
あげくに流出した個人情報が不正使用されるのだから、たまったものではない。それならガラケーで充分、というユーザーが確実に増えている。

問題は、古いモデルが再び生産されるかどうかだろう。「イェツト」がミュンヘンのノキア本社に尋ねたところ、返答が得られなかったという。
英国の「メトロ」紙は、日本のメーカーに期待をかける。

ガラパゴスが一周して、まさかのグローバルモデルになる日がくる──かもしれない。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1777ba470a0705a8ff6b3177e04ccfb6)