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「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」が8日、川崎市であり、菅義偉官房長官が2日の内閣改造で兼任となった拉致問題担当相として、初めて出席した。訪朝前に来日したポンペオ米国務長官と安倍晋三首相との会談に同席したことに触れ、「拉致問題解決のため米韓など関連諸国と緊密に連携するが、大切なのは日本政府自身が主体的に取り組むこと。今がまさに正念場」と語った。

 拉致被害者横田めぐみさん(拉致当時13)の母早紀江さん(82)は「安倍首相と長い間仕事をなさってきた方が担当大臣になり、喜んでいます。どうか早く子どもたちをかえしてほしい」と期待を述べた。

 川崎市が主催し、今回で11回目。早紀江さんとともに夫妻で1回目から出席していた父の滋さん(85)は4月から入院している。(編集委員・北野隆一)

2018年10月8日20時22分
朝日新聞デジタル
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