>>172
>ただ日本人はドルベース給料が上がらないから原油が「上がったように見える」んだよ

トンデモなデマだな。
原油価格上昇は、国際政治に大いに影響受け、為替変動や日本国内のデフレ インフレ変化などブッ飛ぶ幅で上昇してる。

しかも国際政治で価格が上昇したのは 今回が初めてではなく 何回もあるが
今までみたいに
アラブがー イスラムがー ユダヤがー アメリカの世界支配がナンチャラ
国際石油資本メジャー と 資源ナショナリズム の闘い とか
そういう単純な括りや次元と 全然違うメカニズムで上昇してる。

米トランプ政権は、イランやベネズエラやアルジェリアやガボンなど 反米政権が力ある産油国には 徹底的に締め上げ弾圧する動きをしてて
そういう国には中国が接近してるから余計にイジメが激しい。
またリビアや ブッシュに壊されたイラクやナイジェリアなど 独裁者が去った後の産油国では テロリスト紛いやギャングが 製油所を占拠してて積み出し不可能で供給不安がある。
これには、シリア情勢やトルコとクルド人の対立など 中東地域に火種が残ってることや、クリミアを巡るロシアへの経済制裁なども 価格に影響してる。

中国以外にも、インドや 今まで産油国だったインドネシアやマレーシアなども 大型の石油消費国に転じてきた。
中東も人口が爆発的に増加してるし。
米シェールオイルが価格を抑えると期待されたが、海外への積み出しは設備建設が追い付かず、また米国景気が好調なため 在庫が少なめになってる。
また今まではOPEC加盟国の間で いつも内紛が起き 裏切って増産する産油国も多数出てたが、この頃は OPEC非加盟のロシアも加わり協調減産が守られて 高値安定が定着してる。
政治的 宗教的には対立する国々でも、原油価格の高値安定の為には 協調する姿勢が徹底してきた。
これは やはり王政や独裁的な国々でも、アラブの春以降 民衆にカネを配ったり福祉に力を入れないと政権転覆される恐れがあって、どの国も共通して財政を何としても満たさないとダメだからだろう。
また 今までなら 余りに原油価格が高いと 石油消費国が省エネに走り消費量が減る懸念から高騰は避けたいと産油国側も考えてたが、
どのみち省エネは進むし原油埋蔵量は限りあるので 今は高く売り付けるのが得策と考えてる傾向ある。
また石油は枯渇すると言われながら 新たな油田が次々に発見され続けてきたが、
今は技術的には採掘可能でもコストが掛かり過ぎる油田はメジャーや産油国も採掘開発しない傾向にある。つまり設備投資を敢えてしない ということ。
あとは原油のスポット取引増え 市場取引され金融商品化して投機資金が流入してることや
国際基準を満たした大型タンカーの不足など 高騰要因は複数ある。