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ビジネス 2016/08/07 17:00
大麻合法化のコロラド州、大麻食品の誤食で治療を受ける子どもが増加

https://forbesjapan.com/articles/detail/13093

調査では、コロラド州で嗜好(しこう)用大麻が合法化される2年前の2009年1月から、合法化2年後の2015年12月までの小児科の入院件数を比較した。

この期間に大麻の摂取が原因で入院した子どもの数は、

アメリカのそのほかの地域では19%の増加だったのに対し、コロラド州では34%の増加だった。

このうち半数近くは、医療用大麻ではなく嗜好用大麻が原因で、入院した子どもの平均年齢は約2歳だった。

研究者たちは、子どもたちが大麻の摂取に至る典型的な経緯についても解明。多くのケースで「子どもの行動をきちんと監視していなかった、あるいは大麻製品をきちんと保管していなかったと報告された」という。全体の半数強のケースで、大麻食品が原因だった。


報告書の筆頭著者であるG・サム・ワン博士によれば、大麻の摂取が原因で病院を訪れる子どもの半数以上にみられた症状が「倦怠感と眠気」。より深刻なケースでは、呼吸障害や昏睡状態に陥る症状があった。

これから大麻を合法化しようとしている各州に対し、ワンは「このように子どもたちが大麻にさらされる、あるいは大麻を摂取するのを防ぐために有益な、適切な規制や規則を検討」するようアドバイスしている。