>>631

WHO専門家委員会におけるサティベックスの評価は以下の通り。

WHO:薬物依存専門家委員会(ECDD) 報告書 2018年6月4-8日
http://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/Section4Therapeuticuse.pdf?ua=1

1. ナビキシモルスにおける医薬品承認および認可

ナビキシモルス(商品名サティベックス:GWファーマシー)は、大麻植物由来の
テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBD)比率、1/1の大麻エキスである。

口粘膜スプレーとして利用でき、多発性硬化症治療の為にイギリスで開発された。

・治療的応用:治療的使用

ナビキシモルス(サティベックス)は、オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、
フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、アイルランド、イタリア、リキテンスタイン、
ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、
スウェーデン、スイス、イギリスで多発性硬化症(MS)における治療の販売認可を受けた。

カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、コロンビア、チリ、アラブ首長国連邦、
クウェート、イスラエルでMS痙性における調整承認を取得した。

カナダ、イスラエルは、MSの神経障害性疼痛のために、そして、慢性がんの痛みのために
ナビキシモルスをさらに承認した。

英国、ドイツ、スイスのデータ分析(N=941)と、スペイン(N=204)における安全性調査で、
ナビキシモルス施用は、ベネフィットがリスクを上回る事が明らかになった。

両者の研究において、約1年の処置後、患者によって引き出される利益の為に、
継続的使用を承認した。

然したる有害事象と乱用、不正使用または中毒の所見はなかった。