0922名無しさん@1周年
2018/10/13(土) 13:29:46.99ID:9zbeVr6Y0いや、明らかに押し付けられている。
第7回国会 衆議院厚生委員会議事録より抜粋 (原文通り)
当時の内閣法務局長官であった林修三氏回想録
占領軍当局の指示で、大麻の栽培を制限するための法律を作れといわれたときは、私どもは、
正直のところ異様な感じを受けたのである。先方は、黒人の兵隊などが大麻から作った
麻薬を好むので、ということであったが、私どもは、なにかのまちがいではないか
とすら思ったものである。
大麻の「麻」と麻薬の「麻」がたまたま同じ字なのでまちがえられたのかも知れない
などというじょうだんまで飛ばしていたのである。私たち素人がそう思ったばかりでなく、
厚生省の当局者も、わが国の大麻は、従来から国際的に麻薬植物扱いされていた
インド大麻とは毒性がちがうといって、その必要性にやや首をかしげていたようである。
占領が終了したあと、大麻取締法の廃止、又は改正が議論されたが、
厚生省が「最後の踏切りがつかない」とビビり、大麻取締法の廃止は見送られることになった。
当時の内閣法務局長官であった林修三氏回想録
こういういきさつがあるので、平和条約が発効して占領が終了したあと、昭和二七年から
二九年にかけて、占領法制の再検討、行政事務の整理簡素化という趣旨で、大規模な
法令整理が考えられたときには、この大麻取締法の廃止(少なくとも、大麻草の栽培の
免許制などの廃止)ということが相当の優先順位でとりあげられたのであり、私ども
当時の法制局の当局者は、しきりに、それを推進したのである。
厚生省の当局も、さっきも書いたように、国産の大麻は麻薬分が少ないことから整理の
可能性を認めたのであるが、なお最後の踏切りがつかないというので、私どもも
それ以上の主張はせず、この法律の廃止は見送られることになった。