兵庫県教育委員会は4日、2019年度公立高校入試で、外国人生徒向けの特別枠選抜について、従来の3校から5校に拡充すると発表した。新たに導入するのは、伊丹北(伊丹市)と加古川南(加古川市)で、各3人。試験は推薦入学・特色選抜と同じ来年2月15日に実施する。
 県教委は外国人生徒の増加を受け、16年度入試から神戸甲北(神戸市北区)、芦屋(芦屋市)、香寺(姫路市)をモデル校に指定し特別枠選抜を実施。今回、外国人生徒が比較的多いものの、「空白区」になっていた阪神北と東播磨で、実施校を拡充した。

 対象は、外国籍の生徒のうち在日期間が19年3月末時点で3年以内、9年間の学校教育課程を修了するか修了見込みであり、引き続き県内に居住する見込みの生徒。試験は入学定員とは別枠で、専用の試験と面接がある。(広畑千春)

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