トランプ大統領が売りつける「米国牛」の“アブなさ”医師が指摘
https://jisin.jp/domestic/1669750/
牛肉の輸入量が増えれば、米国産の乳製品も、販売網を広げる可能性がある。

「米国で生産される牛の5頭に1頭という高い割合で使用されているのが『遺伝子組み換え牛成長ホルモン』(rGBH)です。
これを投与された牛は、インスリン様成長因子(IGF-1)として知られる別のホルモンのレベルを増加させることで、
牛乳、チーズなどの乳製品の生産量を、一気に増やすことができるわけです」(大西さん)

日本の厚生労働省にあたる米国食品医薬品局(FDA)は、この薬を’93年に認可しているが、大西さんは「先進国では
米国だけ」と、rGBHの認可について懐疑的な見方をしている。

「このホルモンを投与された牛の牛乳は、乳がんや前立腺がんのリスクになるとの説があるIGF-1の濃度が高い、という
研究レポートがあるからです」(大西さん)