本来社会にとって無害なはずの「無気力な人間」を社会は叩きたがる。
そういう連中は生産性が極めて低い代わりに、他人に被害を及ぼす事も極めて少ない。
何たってどうしようもない無気力に支配されているからな。
他者に対する奉仕も少ないが、同時に他者に被害を及ぼす事も無い。
ところが、社会はこういう人々をとにかく攻撃する。
自分に害を与えない事よりも、自分に利益をもたらさない事が気に入らないからだ。

その一方で、たとえモラルの欠けてるDQNだろうが、
積極的で行動力のある人間はとにかく厚遇し、持ち上げる。
たとえリスクがあっても、自分が得られるかもしれない利益を優先するというわけだ。
これは別の見方をすれば、「無気力で無害な奴より、迷惑だが有能な奴の方がいい」という事だ。

なのにそういった積極的で行動力ある者が、殺人事件などを引き起こすと、
途端に手の平を返し、「人を殺したかったら自分一人で死ね」とか、
「私情を他人にぶつけて被害を及ぼすな」とかいったエセ正論で溢れ変える。
馬鹿じゃねえのと思うね。
無気力な人間が嫌いならそれを突き通せよ。
社会が「何もしない人間よりDQNのほうが良い」
「何でもいいからとにかく積極的に行動しろ」と急き立てた結果だろうが。
それを望んだのだから最後までそう主張しろよ