■速報:中国を操作国に認定なら世界の市場さらに混乱へ、為替報告控え警戒感

ウォール街は、米財務省が今月発表する半期に一度の為替報告書で、中国を為替操作国に
認定する事態に備えている。

長期金利上昇が高リスク資産価格を既に圧迫する中で、操作国認定となれば米中両国の
通商対立がエスカレートすると警戒する。

人民元はこの半年間に対ドルで9%強下落し、中国が意図的に通貨安を誘導しているとの
臆測が浮上している点を踏まえると、このシナリオ通りになる公算は大きくないとしても
可能性はあると受け止められている。

米財務省高官は8日、トランプ政権が元安を懸念していると匿名を条件に語っており、
ムニューシン財務長官は1994年以来初めて中国を為替操作国に認定するようホワイト
ハウスから圧力を受けているという。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-11/PGEUI16JIJUQ01