宗教者の滑稽な弱点は、マルクス主義(唯物論)を否定したがるのは当然で良く分かるんだが、
宗教ならどんな宗教でもマルクス主義よりはマシみたいな「マルクス主義憎悪」のスタンスをとってしまいがちな点。
「オウムの方がマルクスよりまだマシ」みたいなww

だが、今やそのマルクス主義も内在的に批判されて、いわゆる「反共」の役割も実は終わってしまっている。

「日本会議」のように一神教も多神教もいっしょくたになって同様の政治的スタンスを取るというのは「反共」という紐帯があるからで、
そうでなければ、ただただ滑稽でナンセンスなんだが、「日本会議」あたりはそんなアナクロ会合を未だに続けている。
それゆえにこそ、かつてより一般国民の意識からの乖離が激しくなっており、滑稽味も増している。

先日来のLGBTを標的にした日本会議のスタンドプレーは、「反共」に変わる紐帯を模索するためのヤケクソ気味のアドバルーンだったが、滑稽さが増しただけの惨めな結果に終わった。

今や、かつての「反共、勝共」とか言ってた連中に、まともな知性も識者もいない。
一方、共産党にも明るい未来は見えない。
ただし、ネオリベの限界も露呈して、現在、世界は結構袋小路に入っている。
イギリスのEU離脱も、アメリカのトランプ現象も、袋小路に入っていますよとお知らせする信号のようなもの。
本質的な解決策は見えていない。