今週のレギュラーガソリンの小売価格は、原油価格の上昇などを受けて1リットル当たりの全国平均で157.5円に値上がりしました。値上がりは6週連続で、今後も当面、高値が続くという見方も出ています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している「石油情報センター」によりますと、9日時点のレギュラーガソリンの小売価格は1リットル当たりの全国平均で157.5円となり、前の週より2.3円値上がりしました。

ガソリン価格の値上がりは6週連続で、3年11か月ぶりの高値水準になっています。

これはアメリカのトランプ政権が、各国に対して来月までにイラン産原油の輸入を停止するよう求めている影響で国際的に原油価格が値上がりしていることに加え、外国為替市場で円安ドル高傾向となり、輸入コストが上昇していることが主な要因です。

今後の見通しについて石油情報センターは「イランに対する制裁が始まる来月の時点で、実際にどの程度影響が出るのかなど、先行きに対する不透明感が強く、ガソリン価格は当面、高止まりするとみられる」と話しています。

2018年10月11日 15時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181011/k10011667481000.html