>>733
伝統的神仏習合の宗教観・死生観にあっては、死したら祖霊となり、家族(子孫)によっていろんな意味で祈ってもらえる(思い出してもらえる)…
というのが素朴ながら広く受け入れられた古代より連綿と続く日本の民間信仰のあり方だろうね。

そして、慶事には神道系、弔事には仏教系という役割分担が習合の中から自然と芽生えた。
これが日本人の生活様式に一番マッチした。

この点を蔑ろにして、政治的、思想的に、一方を強制するのは、一般の日本人(百姓)には受け入れがたい。

こういう現象は、人類学的な汎地球的な視野で捉え返して行く以外なく、日本に原理主義運動のようなものは、恐らく根付かない。
逆に言うと、それこそが日本の強み。