プラスチックごみによる海洋汚染を防ぐにはリサイクルよりは焼却?

【“リサイクル”が引き起こした海洋汚染】
一方、日本社会で進んでいるのはプラスチックごみのリサイクル。

では、プラスチックごみの“リサイクル”を進めていけば海洋汚染を防げるか・・・
と言えば、必ずしもそうならいようです。

むしろこれまでは、欧州や日本で“リサイクル”されたプラスチックごみが中国
に輸出され、中国で投棄されていた、中国が輸入禁止した後は、アジアやア
フリカなどにごみ輸出が向かい、そこで海洋に投棄される・・・という実態もあるようです。
 
環境規制の厳しい先進国では、ごみ処分にともなうコストも高くなりやすい。これは安価にごみを引き取り、規制の緩い
開発途上国に持ち出して処分する「ごみの輸出」を促す土壌になってきた。

なかでもプラスチックは、多くの素材以上にリサイクルのコストが高くなりやすい
。そのため、世界で回収されたプラスチックごみの14パーセントしかリサイクル
されていない