2018.10.14 13:27
http://www.sankei.com/smp/world/news/181014/wor1810140010-s1.html
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 サウジアラビア人の著名記者ジャマル・カショギ氏=2015年2月、バーレーン・マナマ(AP)

 トルコ政府に近い地元紙サバハは13日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館を2日に訪問した後、行方不明になった著名なサウジ人反政府記者が殺害された際の音声を、トルコ当局が入手していると伝えた。記者が着けていた米アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」を通じ、録音されていたとしている。

 信ぴょう性は不明だが、米紙ワシントン・ポスト電子版も11日、米トルコ両政府当局者の話として、記者の殺害を証明する映像と音声記録があるとトルコ側が米政府に伝えたと報じている。

 トランプ米大統領は、記者殺害が事実なら「厳罰が待っている」と述べ、サウジ側に強い制裁を科す考えを示した。CBSテレビが14日放映予定のインタビューの一部を13日放映した。

 記者は昨年から米国を拠点とするジャマル・カショギ氏。サバハ紙によると、カショギ氏は総領事館内で拷問された上で殺害された。(共同)