つづき

そこで日本がやるべきことは、
・無駄な医療で健康保険を使わせないこと
・公務員の給料を諸外国平均にし、非正規も合わせた国民平均にして是正すること
・タックスヘイブンへの「投資」というなの脱税を厳しく取り締まること
・外国人よびこみ(移民です)による安価な労働力を企業に使わせないこと
・派遣業者による中抜きをなくし、安定した雇用による消費欲増加と給料のアップ
などはすぐにでもしなければいけないことです。

甘い汁を吸いつつそれによって生まれる負担を国民に押し付けている側に痛みが必要ということです。
これらをすれば増税をせずにすみ、
所得があがり、金融緩和のような副作用なしで日本に循環する資金量が増えます。
その結果、実質可処分所得が増え、国民が体感する景気がよくなるわけです。
ですが政治家はこの甘い汁を吸っている側であり、甘い汁を吸っている者達と癒着していますからこの部分を改善しようとせず、
財政赤字の原因や国民所得が増えない原因を別のものにすり変えて国民を欺いて増税をし、
実質可処分所得を増やそうとしないでいます。

逆に言えば、
これらをしないうちは日本はどうあがいても、良くなりようがないんです。
金融緩和をしても無駄どころか格差拡大によって副作用のほうが大きくなります。
インフレに誘導したところで、物価上昇するばかりで所得は上がりませんので、国民は苦しくなるばかりです。
失われた30年どころか、50年、100年と延々と続いて行ってしまいます。

よく言われる生活保護費の不正受給などそれらの原因に比べれば金額として1%以下の規模であり、
一人あたりの実質可処分所得に対しては影響は誤差でしかありません。
不正受給の取り締まりも大事な事ですが、それよりももっと巨大な悪事が公然と行われていることの方が問題なのです。
巨悪の隠れ蓑のために、生活保護の不正受給や、少子化による税収低下などがもっともらしくマスコミで言われますが、
真の害悪は上記のようなことなので、追及すべきことを間違わないようにしましょう