※夜の政治

 仙谷由人元官房長官の訃報が伝わった16日、旧民主党関係者を中心に悼む声が相次いだ。

 立憲民主党の枝野幸男代表は「ショックだ。私にとって師匠であり兄貴分であり、親分と呼ぶような関係だった」と惜しんだ。東日本大震災への対応時、官房長官だった枝野氏のもとで仙谷氏が官房副長官を務めたことにも触れ「被災者の生活支援を一手にやっていただいた」と振り返った。国会内で記者団に語った。

 仙谷氏が官房長官として仕えた菅直人元首相(立憲民主党最高顧問)は都内で記者団の取材に応じ、中国漁船衝突事件の対応をめぐり「軍事的衝突に発展しかねない場面もあった。最悪の事態は避けることができたのは仙谷氏の力だった」との認識を示した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は国会内で記者団に「同じ四国出身の政治家としていつも気にかけてくれた。私にとって政治の父だった」と悼んだ。



産経ニュース 2018.10.16 20:16
https://www.sankei.com/politics/news/181016/plt1810160034-n1.html