日本の国際競争力 総合5位に浮上も課題は女性の社会進出
2018年10月17日 7時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181017/k10011674321000.html?utm_int=news_contents_news-main_005

世界各国の競争力に関する調査で、日本は総合で5位と評価された一方で、女性の社会進出という点では例年同様、低い評価にとどまり、課題が改めて浮き彫りになりました。

「ダボス会議」で知られる「世界経済フォーラム」は、毎年、経済やインフラ、それに教育水準などの観点から各国の競争力を評価していて、17日、ことしの報告書を発表しました。

それによりますと、調査対象となった140の国と地域のうち、日本の総合評価は5位と9位だった去年よりも順位を上げました。

この中で日本は、犯罪率の低さやインフラの質、それに教育水準の高さが評価されています。

一方で、例年、低い評価となっている「女性の社会進出」の項目では女性の失業率が依然として高いうえ、産休後に復職せずに仕事を辞めていくケースも多いとして64位にとどまり、課題が改めて浮き彫りになりました。

総合で1位となったのはアメリカで、金融システムや技術革新がすぐれていることが評価されたほか、2位がシンガポール、3位がドイツとなっています。

このほかアジア地域では、香港が7位、韓国が15位、中国が28位とな