【ロンドン時事】世界の政財界トップが集まる「ダボス会議」を主催するスイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」は17日、2018年の国際競争力ランキングを発表した。日本の総合順位は140カ国・地域中で5位で、前年の9位から上昇し、過去最高となった。インフラの質や健康寿命などが高く評価された。一方で、人材の技能向上や労働市場の多様性、起業のしやすさなどが課題とされた。

首位は米国(前年2位)。2位はシンガポール(同3位)で、3位ドイツ(同5位)、4位スイス(同1位)と続いた。東アジアでは、香港が7位、韓国15位、中国28位。
 
日本は、特許申請の多さや研究開発投資も高得点を獲得。しかし、起業にかかる費用や期間について評価が低かったほか、デジタル技術者の数や高度技能労働者の雇いやすさ、女性の労働参加などについても課題が残った。

(2018/10/17-07:18)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101700273&;g=eco