車が海に転落 間一髪で老人救出

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181016/5050004651.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

16日午前、垂水市で車が海に転落する事故がありましたが、車の中にいたお年寄りは、
現場に急行した警察官の機敏で勇気ある行動によって救われました。

車が転落したのは、垂水市の垂水フェリー乗り場近くにある岸壁です。
16日午前8時半ごろ、車が海に転落するのを目撃した釣り人が直ぐに警察に連絡しました。
目撃した人は「『ドーン!』という音がしました。見ると車が海に落ちていました」と話していました。

車を運転していたのは80代の男性です。
海水を飲んで危険な状態でしたが、間一髪、救助されました。
待機していた救急車で病院に搬送されて手当てを受け、命に別状はないということです。

男性を救出したのは、レスキュー隊ではありません。
2人の若い警察官です。
鹿屋警察署の垂水幹部派出所に勤務する田淵伸一巡査長(31)と永井真也巡査長(30)です。
2人は「とにかく必死でした。命を助けないとという思いでした」と話しています。

連絡を受けて現場に到着した2人が目にしたのは、車体の後部だけが水面に見えている状態の車でした。
すぐさま海に飛び込んだ2人。

男性を車の中から救助するのに役に立ったものがあります。
ふだん使用している警棒です。
警棒の取手にはガラスなどを割るため、突起物が出る機能がついています。
「ガラスクラッシャー」と呼ばれています。
2人はこの警棒を使って車の後部ガラスを割り、中にいた男性を引きあげることに成功しました。

とっさの事態にもかかわらず、冷静に行動できたのは、日頃の訓練の成果だと言います。
勇気ある行動で男性の命を救った2人の若手警察官。
転落事故の救出劇の後、すぐにパトロールなど通常の業務に戻っていました。

2人は「市民の生命・財産を守ることがわれわれの使命ですので、
これからもがんばりたいと思います」と話していました。

10/16 18:01