茂木敏充経済再生担当相は15日、年明けにも始まる日米物品貿易協定(TAG)交渉で、一部の農林水産品について、米国が離脱した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の水準を超え、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の水準まで譲歩する可能性があるとの認識を明らかにした。ただ、全体の市場開放の度合いについてはTPP水準を維持する決意を強調した。毎日新聞のインタビューに語った。

 9月の日米首脳会談で合意した共同声明には、日本の農林水産品について「過去の経済連携協定で約束した市… 残り265文字(全文506文字)

毎日新聞2018年10月16日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20181016/ddm/001/020/130000c