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宮城県内の被災地で、復旧・復興工事を数多く請け負っているさいたま市の建設会社が、民事再生手続きの開始決定を受けました。現在、33件の工事が中断していて、完成がずれ込むおそれも出ています。

宮城県の土木部長は、「10月9日にエムテックに対し、工事続行可能か照会中だが、現時点では、続行可能か確認できていない」と、17日の県議会建設企業委員会で報告しました。さいたま市に本社があり、10月5日に民事再生手続きの開始決定を受けた、建設会社「エム・テック」。現在、宮城県内各地で復旧・復興工事を施工中でした。このうち、県からは気仙沼市内の防潮堤復旧工事など21件、80億円分を請け負っていましたが、工事は中断されていて、17日も作業員の姿はありませんでした。また、気仙沼市、東松島市など5つの市と町からも防潮堤など12件の工事、88億円分を請け負っていました。合わせると未完成のままとなっている工事は、33件、168億円分に上ります。

ほとんどの工事は、2018年度中に完了する予定でした。エム・テックは、「受注した工事はやり遂げる」と説明する一方、具体的な手段は示していないということで、県は今後、関係する自治体と対応を協議することにしています。

10/17(水) 20:19
TBC東北放送
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