ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作に関わった個人を裁く米当局の取り組みは昨年、元ラボバンク・グループのトレーダーらへの有罪判決を控訴審が覆したことで後退を強いられたが、今回は検察側の努力が報われた。
連邦裁判所の陪審は17日、元ドイツ銀行のトレーダー、マシュー・コノリー被告(48)とギャビン・ブラック被告(53)にそれぞれ有罪の評決を下した。

両被告は最長30年の禁錮刑と罰金100万ドル(約1億1250万円)を科される可能性があるが、ガイドラインに従うと刑期はこれよりかなり短くなる可能性が高い。
コリーン・マクマホン連邦地裁判事は裁判を通じて検察側の手続き上の不備を指摘、評決を破棄する可能性も示唆しており、有罪が覆る望みもある。

写真=ニューヨークの連邦裁判所を立ち去るマシュー・コノリー被告(10月17日)
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-18/PGRVXQ6KLVR401