リーマンショックに対し、中国は世界に先駆けて経済再生の処方箋を打ち出し、
世界を大恐慌から救った。世界は中国を「世界経済の救世主」と持て囃した。
4兆元の景気対策が効を奏した。鉄鋼などの国有企業にも注がれたが、これが過剰生産
と過剰在庫の元となり、世界的鉄余りと価格大幅下落を招き、アメリカに制裁受ける
原因となった。
併せて中国は不動産事業にも不要な過剰投資を行い、資金を影銀行に頼るまでに投資熱
が加速した。
それでも投資が必要と、李克強首相がP2P投資を推奨した。これが莫大な焦げ付きを
発生。
共産党は一転、投資の抑制に努めて金融リスク回避を求めている。
リーマンショック以降、中国の負債は民間分だけで2200兆円増えた。