障害者手帳も「カード」に 以前から希望する声が…
2018年10月24日 16時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181024/k10011684001000.html

障害のある人に交付される障害者手帳が、持ち運びしやすい小さなカード型でも交付されることになりました。
自治体が交付する障害者手帳は、提示するとさまざま料金の割引が受けられることなどから、多くの障害者が携帯していますが、手帳のサイズが大きいため、持ち運びしやすい小さなカード型にしてほしいという声が上がっていました。

24日開かれた厚生労働省の専門家会議で、障害者手帳のカード化が議論され、身体障害と精神障害の手帳について、希望する人はカード型で交付されることになりました。

カードは運転免許証などと同じサイズのプラスチック製で、氏名や住所、それに障害の内容などが記載されます。

厚生労働省によりますと、平成28年度末の時点で手帳の交付を受けている人は、身体障害がおよそ515万人、精神障害がおよそ92万人だということです。

知的障害については、以前からカードでも交付できることになっていて、自治体によってはすでに導入されています。

厚生労働省は今後、必要な省令の改正を進め、できるだけ早い時期にカード型の交付を始めたいとしています。