<東京医大不正合格>贈賄を否認へ 前理事長ら、公判で

10/25(木) 0:59配信
毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000000-mai-soci

 文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件で、贈賄罪で起訴された東京医科大の臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛前学長(69)が、今後開かれる公判で起訴内容を否認するとみられることが、関係者への取材で明らかになった。

 2人は、同省官房長だった佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=に同省の私立大学支援事業で同大が対象大学に選ばれるよう助言を依頼した見返りに、佐野被告の息子を同大に不正合格させたとする罪に問われている。2人とも捜査段階では贈賄容疑を認めていたため逮捕されず、在宅起訴されていた。

 佐野被告と臼井前理事長を仲介したとして受託収賄ほう助罪などで起訴された元医療コンサルティング会社役員、谷口浩司被告(47)と、佐野被告も同様に起訴内容を否認するとみられる。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】