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英警察、中国の記者を暴行で訴追 退出迫られ平手打ち
2018.10.26 Fri posted at 15:00 JST

(CNN) 英当局は26日までに、中国国営テレビの記者を暴行罪で訴追した。9月に開かれた英与党・保守党の年次党大会の会場で、ボランティアの男性を平手打ちしたとしている。
ウェストミッドランズ警察によると、訴追されたのは中国中央テレビ(CCTV)のコン・リンリン記者(48)。

コン記者は9月30日に開かれた保守党の党大会で、香港の自由の衰退に関する講演の最中に割って入り、スピーカーに向かって大声で、講演者の男性を「嘘つき」「反中国」などとののしった。

ボランティアのイーノック・リュウさんが退出を促したが、コン記者は抵抗して叫び続け、強制的に退出させようとすると、リュウさんを平手打ちしたとされる。リュウさんはCNNの取材に対し、「ほかの人たちはこの出来事にただ唖然(あぜん)としていた」と語っていた。

コン記者は「英国はなんて民主的なの」と叫びながら会場から連行され、一時的に警察に勾留された。
これに対して中国政府は当時、在英大使館を通じて「断固として容認できない」と抗議。CCTVも英当局に対して謝罪を要求していた。

コン記者の訴追について、中国政府はこれまでのところ声明は発表していない。ウェストミッドランズ警察によると、コン記者は11月7日にバーミンガム治安裁判所に出廷する。

英保守党党大会の会場から退出を迫られる中国中央テレビの記者/Adam Kerson
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