※たまたまです
衆議院本会議 開会遅れる 高市議運委員長に野党が反発
2018年10月29日 13時04分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181029/k10011690111000.html

衆議院本会議は、自民党の高市議院運営委員長が国会改革をめぐってみずからの案を公表したことに野党側が反発し、午後1時に予定されていた開会が遅れています。
自民党の高市衆議院議院運営委員長は先週、国会改革を目指す超党派の衆議院議員と会談した際、法案審議の在り方を見直すことなどを盛り込んだみずからの案を公表しました。

これについて29日開かれた衆議院議院運営委員会の理事会で野党側は「勝手な提案で、認められない」などとして反発し、謝罪と撤回を求めました。

これに対し高市委員長は「私的なメモであり、撤回すれば国会改革の機運が下がる」などとして、撤回には応じない考えを示しました。

これに野党側は納得せず、断続的に協議しています。

このため衆議院本会議は午後1時から安倍総理大臣の所信表明演説などに対する各党の代表質問を予定していましたが、開会が遅れています。
立民 辻元国対委員長「経緯を聞くまで前に進めない」
高市衆議院議院運営委員長は先週、国会改革を目指す超党派の衆議院議員と会談した際、ペーパーレス化の促進や法案審議の在り方の見直し、押しボタン式の採決の導入など、みずからの案を紙にまとめて公表しました。

立憲民主党の辻元国会対策委員長は野党6党派の国会対策委員長らによる会合で「議院運営委員長は中立・公正な立場でなければならないが、あたかも『立法府が行政府の下請け機関にみずから進んでなる』と取られかねない文書だ。自分の思いで、各党と調整もせず突っ走っているのではないか。文書の撤回と謝罪、しっかりとした経緯の説明を聞くまで立法府として前に進めないのではないか」と述べました。
国民 原口国対委員長 高市委員長 解任すべきの考え
国民民主党の原口国会対策委員長は記者会見で「『閣法のあとに議員立法を審議する』など勝手な提案をしているが、ほとんど暴言、妄言のたぐいだ。立法府が行政府の下請けになることを公言するもので、謝罪や撤回ではすまない」と述べ、高市委員長を解任すべきだという考えを示しました。

そのうえで「玉木代表がきょうの代表質問で質疑に立つ予定だが、視界が極めて不良な状況になっている。高市氏の釈明を見て、場合によっては衆議院議長にも直接申し入れをする事項だ」と述べました。