今年7月、栃木県日光市へ観光に訪れたフランス人女性、ベロン・ティフェヌ・マリー・アリックスさん(36)が不明になってから、29日で3カ月を迎える。フランス人観光客に人気の「安全な日本」で起こった事案に、仏国内でも関心は高く、捜索強化などのため、在日フランス大使館が積極的に関係当局に働きかけている。

ベロンさんの家族はマクロン仏大統領とも面会。同大使館は「行方がわかるまで継続的に関わる」としている。(佐々木正明)

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 ベロンさんは7月28日から日光に滞在。翌29日午前、消息が途絶えた。宿泊先には荷物やパスポートが残され、軽装で外出したとみられる。栃木県警は捜索を続けているが、有力な手がかりは得られていない。

 心配する家族がたびたび来日し、情報提供を呼びかけている。ベロンさんにはてんかんの持病があったが、10月初旬から日光に滞在している兄のダミアンさん(38)は「ここ2年、病気は安定していた。彼女は身体に危機があったときのためにどうしたらよいかを示す日本語と英語の注意書きを持っていた」という。

仏西部ポワチエに居住し、小学校に勤務しているベロンさんのことを心配し、学校ではチャリティーをして、捜索のための資金を家族に援助しているという。

 10月17日、パリのエリゼ宮(大統領府)でマクロン大統領と安倍晋三首相が首脳会談した際には、ベロンさんの妹でジャーナリストのシビルさんが両首脳と面会を果たした。ダミアンさんは「会談の後、警察や大使館とも話をした。より広範囲な捜索が進むことを期待している」と語った。

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 ベロンさんの不明事案について、ローラン・ピック駐日フランス大使がインタビューに応じた。

 −−大使館はどのように関わっているのか

 「同胞の保護は大使館に課された使命であり、彼女の家族と関係当局との橋渡しをしている。ベロンさんは美しい日本で休暇を過ごすことをだいぶ前から計画し、訪れるのを楽しみにしていた。ご家族の絶望感は大きく、日本は遠く離れているのでいっそうの不安を駆り立てている」

 −−大使自身も直接、行動している

 「私自身も当初から現地に出向き、県知事にもうかがった。警察や外務省へもお願いし、ベロンさんが水の事故に遭っている可能性もあり、河川を管理している部局などすべての関係当局に事情説明に出向いている。地元の方々も含め、連帯感を示してくれている。お礼を申し上げたい」

 −−非公式だが、日仏首脳会談でも話し合われた

 「ベロンさんの妹が安倍晋三首相がエリゼ宮を訪れた際に支援を直接、訴えた。昼食会に入る前に話し合ったが、首相もマクロン大統領も現状を理解されたのではないかと思う。手がかりが得られるまで支援を継続する」

 情報提供は日光署※電話番号はソース先でご確認ください まで

10/28(日) 21:44
産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000576-san-soci

★1が立った時間 2018/10/29(月) 08:22:48.74
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