三菱重工業が31日に発表した2018年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が254億円の黒字(前年同期は29億円の赤字)だった。原子力やガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)と呼ばれる発電設備が伸び利益に貢献した。

売上高に当たる売上収益は2%増の1兆8720億円。本業のもうけである事業利益は2.9倍の567億円だった。インダストリー&社会基盤事業では製鉄機械やターボチャージャー(過給機)の販売が伸びた。子会社の三菱航空機が手掛ける国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発費用負担を上回った。

19年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上収益は3%増の4兆2000億円、純利益は800億円を見込む。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31HIM_R31C18A0000000/