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IWC総会報告会が東京などで始まる、政府方針示さず 
http://suikei.co.jp/?p=62017

2018年10月31日
日本捕鯨協会(山村和夫会長)は29日、東京・赤坂の三会堂ビルで第67回国際捕鯨委員会(IWC)総会結果報告会を開いた。
約80人が出席、水産庁の槇隆人国際課課長補佐らが総会とワシントン条約(CITES)常設委員会が条約違反と勧告したイワシクジラの副産物流通について報告。
(東京の)会場から出された質問では脱退やその決断の時期を問うものが多かったが、
「目標はあくまで商業捕鯨再開の可能性を探ることであり脱退ありきではない。今はまだ話せる段階でない」と(水産庁担当者は)回答した。
(大阪の)会場からは「来年のイワシクジラの漁獲は」「IWC脱退のデメリットは」など質問が挙がり
「…どのような是正措置を取るかについては来年の捕獲の有無も含めて検討中」
「IWC脱退のデメリットとしては、南極海で鯨類の捕獲ができなくなる」と(水産庁は)説明した。
(大阪の)会場からは「南極海でミンククジラ、北西太平洋でイワシクジラが獲れなくなると鯨肉の流通量が大幅に減ってしまう」などと懸念の声も寄せられた。
(水産庁は)「そうした観点も踏まえてあらゆるオプションを考えていきたい。今後とも関係者の方々の質問、意見などに耳を傾けていきたい」と述べ、流通関係者の声も踏まえて取り組む姿勢を示した。