女は三十代後半になると妊娠、出産がむずかしくなってくる。
むかしは巷間「男は何歳になってもこどもができる」などと平然といわれていた。だが、そうではないことが次々とわかってきた。
「酒は百薬の長」といわれ、少量なら健康にいいとされていたが、現在では飲まないに越したことがないこととされていることなどに通じる。
男も女も、出産には寿命があるのだった。こどもができさえすればよいではなかった。
ただそれだけのことを考えれば、健全な子をなすには男女とも、二十代前半のピチピチなからだの方がベストなのだ。