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本当は「平均90万円」 厚遇ひた隠す公務員ボーナスの実態

国家公務員に10日、ボーナスが出た。平均69万1600円。これは公務員の厚遇を隠すための“大本営発表”だ。実際は今年ついに、平均90万円の大台に乗った。
国が公表する支給額は「管理職を除く、成績標準者」のもので、「平均で2.17カ月」。だが、多くの国家公務員は陰でホクホク顔だ。
「オレは人事評価がいいから、2.2カ月もらえた」
実は、国家公務員にも人事評価が行われるようになり、2011年からボーナスにも反映されている。

「特に優秀、優秀、良好、下位、最下位の5段階でつけています」(人事院給与局)
5段階とはいえ、評価は大甘だ。国家公務員の人事管理を行う総務省が今年明らかにしたところによれば、「特に優秀」が6%、「優秀」が52%、「良好」が42%だった。
おおむね6割が優秀、4割が良好である。
ところが、公表されたボーナス支給額は「良好」者の平均値なのだ。全体の6割の「優秀」者はなぜか除外される。その理屈は、「良好」を「成績標準者」と考えているからだという。
「全体の平均は2.2カ月ですが、内閣官房では人事評価が『良好』の職員に支給される2.17カ月という数字を公表しています」(人事院)