別に、『世界は民営化から再公営化の流れ』ってわけでもないみたいだし、しっかり制度をつくればいいし
それでも不備が出てくれば、そこを修正すればいい話のように思うが

水道民営化は世界でトラブル続出、日本は英国の成功例に学べ(2018/10/23)
https://diamond.jp/articles/-/183019?page=3

■水道民営化の先駆者・英国に見習うべし 第三者機関によるチェックは必須
 副作用の大きい水道民営化だが、それでも日本の水道事業の現状を見ると、水道事業体の半数は赤字経営であり、
 民間の力を借りざるを得ないと吉村氏は指摘する。それでは、水メジャーに対してはどのように対応すべきなのだろうか。
 吉村氏は、1989年から水道民営化に取り組んできた英国を見習うべきだという。

 「当時首相だったサッチャーは、『必ず民間会社は利益を追求し、その結果サービスの低下、料金の値上げをするだろう』
 と見越し、2000あった水道事業体を21の会社にして広域化を行なった上、国がチェックする機関を3つ創設したのです。

 1つ目は、サービスの調査と料金改定の審査などをするOfwat、2つ目は、水質を監視・管理・指導するDWI、
 3つ目は、税理士や法律の専門家、ジャーナリストなど180人がOfwatとDWIを逆チェックするCCWater。
 日本もこのような第三者機関を設置しなければ、水メジャーだけではなく、国内巨大企業に好き放題やられ、
 世界一安全な日本の水道水が維持できないことも十分あり得ます」

 また、吉村氏は民営化を推進する前にやるべきことがあるという。

 「それはずばり水道事業の広域化・統合化です。1400の地方自治体それぞれが水道事業を行うという現状の運営方法は
 無駄が多い。1都道府県につき1水道事業体にする、その上で資金繰り、人手不足の解消、効率化などを目指しIoT化を
 推進する。まずはこちらが先決すべき課題でしょう」