東京電力福島第1原発で自動車整備作業に従事していた男性=当時(57)=が2017年10月に死亡し、いわき労働基準監督署(福島)が長時間勤務による過労が原因だったとして労災認定していたことが5日、分かった。

 亡くなる1カ月前の超過勤務は月約100時間だったという。

 遺族から相談を受けた全国一般労働組合全国協議会が明らかにした。東電は当時、「病死で、作業との関係はない」と発表していた。

 同協議会などによると、男性はいわき市の1次下請け会社の整備士として、12年から原発構内の車両の点検と整備に従事し、作業中は防護服とマスクを着用していた。17年10月26日、構内で作業に向かう途中に倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は致死性不整脈だったという。 

11/5(月) 13:33
時事通信
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