インフルエンザ 薬服用後に転落死も 厚労省が注意呼びかけ
2018年11月6日 5時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181106/k10011699721000.html

昨シーズン、インフルエンザの治療薬を服用した10代の少年が自宅マンションから転落して死亡していたことがわかり、厚生労働省は今シーズンの流行を前に注意を呼びかけています。
厚生労働省は5日に開かれた専門家会議で、昨シーズン報告されたインフルエンザの患者の異常行動について公表しました。

それによりますと、10代の少年がインフルエンザの治療薬「イナビル」を服用した翌日、家族が目を離しているうちに自宅マンションの8階のベランダから転落して死亡したということです。

また10歳前後の子どもを中心に、インフルエンザの患者が突然走り出したり暴れたりする異常行動が95件確認されたということです。

薬を服用していなくても異常行動が起きたケースもあり、薬との因果関係はわかっていません。

厚生労働省は今シーズンの流行を前に保護者に対して注意を呼びかけ、診断から2日間はなるべく1人にさせず、戸建て住宅の場合はできるだけ1階の部屋で療養させるよう求めています。