スルガ銀行(静岡県沼津市)が不正融資問題で信用失墜や多額損失を招いたとして、創業家出身の岡野光喜前会長ら旧経営陣に損害賠償を求め提訴する方針を固めたことが7日、分かった。
不正の温床となったシェアハウス向け融資で焦げ付きに備えた貸倒引当金が膨らみ、14日に発表予定の2018年9月中間連結決算は純損益が1千億円規模の赤字に転落する見通しだ。

旧経営陣の法的責任の有無などは外部弁護士らでつくる委員会が調査しており、スルガ銀は近くまとまる調査報告書を踏まえて提訴する対象や請求金額を最終判断する。提訴先は静岡地裁になるもようだ。

共同通信
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