テルミットの一種に、テルマットと呼ばれる硫黄を含んだものがあります。

硫黄のふるまいはちょうど氷の上の食塩のようです。

それは基本的にですが鋼鉄をより低い温度で溶かします。

『テルミット、ビル解体法』でGoogle検索すれば、
テルミットをビル解体に使うすでに開発された装置の全てを見つけることができます。

テルミットのカッターチャージだった場合、音が非常に小さかったでしょう。

それが高熱によって働くからです。

RDXチャージのような爆発による切断ではなく鋼鉄を溶かすのです。

赤外線カメラによる上空からの調査で、
グラウンドゼロに760℃のホットスポットが見つかりました。

それは1週間そこにありました。

それは地面の下のほうで何かの非常な高温が続いていたことを示します。

だからテルミットは同時に、グラウンドゼロの火災を
消すことができなかった事実を説明する可能性を持ちます。

火災はかなり長い間続いたのですが、
重要なのはそれが残骸の奥深くにあったことです。

誰が考えてもそこは酸素の欠乏している環境です。

テルミットなら自らの中に酸化剤を持っているためこれを説明できるでしょう。

酸化剤となるのは実際には金属酸化物です。

そのため水中でも着火してテルミット反応を起こします。