https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181109/k10011704411000.html

スマートフォンなどの普及が進む中、子どもたちが災害時などに備えて公衆電話の使い方を学ぶ教室が
山梨県上野原市の小学校で開かれました。

この教室は、子どもたちに日ごろ使う機会がほとんどない公衆電話の使い方を学んでもらおうと
NTT東日本が開いたもので、8日は上野原西小学校の児童300人余りが参加しました。

体育館には公衆電話4台が設置され、子どもたちは職員に使い方を教わりながらおそるおそる受話器を取ってボタンを押していました。

また、災害で電話がつながりにくい時などに、安否を連絡したり家族の安否を確認したりできる災害用伝言ダイヤルの使い方も教わり、
「171」番にかけて自宅の電話番号などを登録し、メッセージを録音していました。

初めて公衆電話を使ったという4年生の女子児童は「テレホンカードの使い方や、110番がいつでもつながることを初めて知りました。
災害の時は家族に伝言を伝えたいです」と話していました。

NTT東日本山梨災害対策室の河西忠室長は「公衆電話の使い方を学んで緊急の時は自分の身を守れるようにしてほしい。
家族とも話し合って災害用伝言ダイヤルに登録する共通の電話番号を決めておいてほしい」と話していました。