一進会の上奏声明 (ウィキより)

12月4日には大韓帝国の一進会が「韓日合邦を要求する声明書」を上奏した。
「韓日合邦を要求する声明書」は大日本帝国と大韓帝国が対等な立場で
新たに一つの政府を作り、一つの大帝国を作るという、国際的に見て、
両国の時勢・国力比から考えても受け入れられない提案であった。
また、一進会の声明の中で「日本は日清戦争で莫大な費用と多数の人命を費やし
韓国を独立させてくれた。また日露戦争では日本の損害は甲午の二十倍を出しながらも、
韓国がロシアの口に飲み込まれる肉になるのを助け、東洋全体の平和を維持した。
韓国はこれに感謝もせず、あちこちの国にすがり、外交権が奪われ、保護条約に至ったのは、
我々が招いたのである。第三次日韓協約(丁未条約)、ハーグ密使事件も我々が招いたのである。
今後どのような危険が訪れるかも分からないが、これも我々が招いたことである。
我が国の皇帝陛下と大日本帝国天皇陛下に懇願し、朝鮮人も日本人と同じ一等国民の待遇を享受して、
政府と社会を発展させようではないか」との声明もあり。
独立を堅持するよりも、日本との併合による地位の向上をより求めたとの見識がある。
(伊藤博文暗殺に対する日本人の反感に敏感に反応したという側面もある。)[