学校給食 栄養基準満たさず

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20181109/6000003518.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

仙台市の学校給食が、カロリーや鉄分などの栄養量で、市が決めた基準を満たしていないことが分かりました。
食材の値上がりなどが影響しているということで、仙台市は給食費の値上げも検討しています。

小中学校の給食は、学校給食法に基づく基準を目安に自治体が
カロリーや鉄分、ビタミンなどの栄養量を決めています。
しかし、仙台市教育委員会が市立の小中学校に提供している学校給食について調べたところ、
少なくとも平成25年度からカロリーや鉄分など複数の項目で、基準を満たしていないことが分かりました。

今年度の中学校の例でみると、鉄分が70%、食物繊維が78%、カルシウムが84%、
ビタミンB1とビタミンCが86%、カロリーも98%と、項目すべてで基準を満たしていませんでした。
また小学3、4年生の例でみると、鉄分が70%、食物繊維が80%、ビタミンB1が88%、
カロリーは97%で、6項目で基準を満たしていなかったということです。

満たしている割合も年々低くなる傾向になっていて、市教育委員会は、ここ数年、
米やパン、牛乳などの食材費が上昇し、今の給食費で十分にまかなえなくなったことが原因だとしています。
仙台市教育委員会は、
「『値上げはやむを得ない』という意見もあるが、家庭への影響も大きいので、
具体的な金額は精査しなければならない。来年度は据え置きにしたうえで、
時間をかけて適正な価格を検討したい」としています。

11/09 12:31