東北6県で防災訓練=4年ぶり、最大規模で―自衛隊
11/10(土) 18:11配信
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000081-jij-soci

 自衛隊は10日、東北6県で地震や津波、豪雨を想定した防災訓練「みちのくアラート」を行った。

 東北での自衛隊の災害対処訓練として最大規模で、4年ぶり3回目。関係機関との連携強化が狙いで、前回の59自治体を大幅に上回る142自治体が参加した。

 訓練は9〜11日の日程で、自衛隊約1万3000人に6県136市町村72機関の職員らが加わった。太平洋側で9日、三陸沖を震源とする最大震度6強の地震と津波、日本海側で大雨によるがけ崩れなどの水害が発生したと想定。防災情報共有システム「SIP4D」を使い、各組織が被害状況を把握するとともに初動対応の手順を確認した。

 10日は各地の状況に応じた訓練を実施した。避難指示が昨年一部解除された福島県浪江町では、孤立地域と想定したなみえ創成小・中学校の上空から、陸上自衛隊のヘリコプターが被災者を救出。航空自衛隊は松島基地(宮城県)から手術が必要な傷病者を庄内空港(山形県)に輸送した。