https://www.asahi.com/sp/articles/ASLCH4DCDLCHUTIL017.html
日大、内田前監督と争う姿勢 解雇無効求める裁判で
 日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題をめぐり、同部の内田正人・前監督が懲戒解雇処分の無効などを大学に求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁であった。「反則プレーの指示がないのは明らかで、解雇は合理的な理由を欠く」という内田氏側の主張に対し、日大側は請求の棄却を求めた。

 日大は7月、「内田氏と前コーチが反則プレーを指示した」と認定した第三者委員会の報告書を受け、内田氏を懲戒解雇にした。一方、内田氏側は訴状で、前コーチから選手への指示の伝達も、内田氏と前コーチの意思の疎通も否定。解雇処分の根拠となった第三者委の判断には「事実誤認」があると主張している。

 訴訟では、未払い賃金(158万円)や、判決が確定するまでの月給(79万円)と年2回のボーナス(計677万円)の支払いも求めた。

 日大広報課は取材に「現段階ではコメントを控える」と答えた。(北沢拓也)


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2018年11月15日 11時25分

 悪質な反則を指示したとして懲戒解雇された日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(63)が、解雇は不当で無効だとして地位確認などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁(春名茂裁判長)で開かれた。

 日大側は争う姿勢を示した。

 日大アメフット部の宮川泰介選手(20)は今年5月、関西学院大との定期戦で相手選手に危険なタックルをして負傷させた。

 宮川選手は記者会見で内田氏らから反則行為の指示を受けたと説明。その後に内田氏も会見を開いて指示を否定したが、日大の第三者委員会は7月、内田氏と井上奨(つとむ)前コーチ(29)の指示で反則をしたと認める最終報告書をまとめ、日大は2人を懲戒解雇とした。

 一方、傷害罪で刑事告訴された2人について、警視庁は相手を負傷させる危険なタックルを指示した事実は認められないと判断しており、いずれも立件されない見通し。

 日大企画広報部は「コメントは控える」としている。