https://www.bbc.com/japanese/46217362

英内閣、ブレグジット合意案を承認 EU離脱相は辞任表明
2018/11/15 2時間前

テリーザ・メイ英首相は14日夜、13日に英国と欧州連合(EU)が合意したブレグジット(英国のEU離脱)をめぐる合意案を、内閣が承認したと発表した。一方、ドミニク・ラーブEU離脱担当相は15日朝、辞任すると発表した。

5時間にわたる14日の閣議後にメイ首相は「長く詳しい、白熱した議論」だったと説明。合意案の閣議承認は「決定的な一歩」で、合意の最終決定に寄与するだろうとも述べた。

その翌朝になって、ラーブEU離脱担当相は15日朝、内閣を離れると発表した。

ラーブ氏はツイッターで、「本日、私は離脱相を辞任する。私はEUと取りまとめた合意案の内容を、良心から支持することができない」と述べ、メイ首相に宛てた書簡を公開。

ラーブ氏は、北アイルランドに関する取り決めが英国の連合王国としてのあり方を危険にさらすこと、アイルランドと北アイルランドの出入国・通関手続きを復活させないための「バックストップ(防御策)」に賛成できないことを理由に挙げた。

その上で、「提出された合意案と、前回の総選挙で我々がマニフェストを通じて国民に公約した内容を、一致させることができない。これは核心的な、国民の信用の問題だ」と書いている。
(リンク先に続きあり)