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インドネシア中央銀行 ことし6回目の利上げ
2018年11月15日 21時36分

インドネシア中央銀行は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が来月、追加の利上げを行うことを想定して、さらなる資金の流出を食い止めようと、ことし6回目となる政策金利の利上げを行いました。

インドネシア中央銀行は15日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を5.75%から0.25%引き上げ、6%にすることを決めました。

新興国に投資されていた資金が金利が上がるアメリカに流出する動きが広がる中、インドネシアでも通貨ルピアが下落していて、利上げが行われるのはことしに入って6回目です。

市場関係者の間ではアメリカのFRB=連邦準備制度理事会が来月にも追加の利上げに踏み切るという見方が多くなっています。

15日の記者会見でインドネシア中央銀行のペリー総裁は今回の利上げについて「貿易赤字を抑制し、次の数か月で各国が利上げすると見られているなか、投資先としてのインドネシアの魅力を維持するためのものだ」と述べて、アメリカの利上げを想定してさらなる資金の流出を防ぐための措置だと説明しています。