たまたま
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「北朝鮮への制裁緩和を」 駐在ロシア大使
2018年11月17日 4時14分北朝鮮情勢

北朝鮮に駐在するロシアの大使は、国連制裁によってロシアで働く北朝鮮労働者が減るなど、極東地域の経済に影響が出ていると指摘し、北朝鮮への制裁の緩和を求めていくロシアの立場を強調しました。

北朝鮮のピョンヤンにあるロシア大使館は16日、マツェゴラ大使がロシアメディアに答えたインタビューの内容を公表しました。

この中でマツェゴラ大使は、去年12月、国連安全保障理事会で北朝鮮への制裁決議が採択されたあと「ロシアで働く北朝鮮の労働者の数は、3万4000人から1万1000人へと減少した」と述べて、北朝鮮労働者の数が制裁前と比べて3分の1に減ったと明らかにしました。

さらに、ロシア極東の林業などで大きな影響が出ているとし「ロシアと北朝鮮の間の貿易額は70%余り減った」と、制裁の影響を訴えました。

そのうえでマツェゴラ大使は、ロシアとしては国連決議を順守し制裁を実行しているとアピールする一方で、北朝鮮は対話姿勢を維持し朝鮮半島の安定に向けて取り組んでいるという認識を示しました。

そして「北朝鮮に対する制裁は徐々に緩和され、解除されるべきだ」と述べて、北朝鮮への制裁の緩和を求めるロシアの立場を改めて強調しました。

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