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重力波観測施設「KAGRA」の見学会 岐阜 飛騨
2018年11月17日 15時40分

宇宙から伝わる「重力波」を観測する施設「KAGRA」が来年、本格的な観測を始めるのを前に17日、施設のある岐阜県飛騨市で見学会が行われました。

「KAGRA」は東京大学などが飛騨市の地下に建設を進める大型の施設で、来年、「重力波」の本格的な観測を始める計画です。これを前にした最後の見学会が17日、現地で開かれ、およそ150人が参加しました。

参加した人たちは「重力波」の観測に必要な設備のある部屋を訪れ、地面の揺れが観測に影響しないよう地下200メートルの場所に作られていることなどについて説明を受けました。

そして、観測に用いるレーザー光が通る長さ3キロメートルの巨大なパイプを見て回り、写真を撮ったり担当者に話を聞いたりしていました。

高校1年生の女子生徒は「地元で世界に通用する高度な研究が行われていることに感動しました」と話していました。

東京大学宇宙線研究所の大橋正健教授は「観測に向けた準備を全力で進め、知的好奇心に応えられるような研究をしていきたい」と話していました。

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